デュアルSIMスマートフォンってどうやって使うの?

デュアルSIMの使い道

 

 

では、日本国内でデュアルSIMスマートフォンはどのように役に立てたらいいのでしょうか?ここまでの説明を読んでくれば、日本国内で同時待受が出来ないデュアルSIMスマートフォンの使い道は無いのでは?とも思えるわけですが、考え方によってはいろいろな使い方、それを望む人も結構いるのです。

 

例えば「カケホーダイのSIM」と「データ通信専用のSIM」を使い分けたい人です。Docomoには「カケホーダイ」というプランのSIMがあり、毎月の費用は2700円です。ところが、格安SIMでは「カケホーダイ」のようなプランのSIMはありません。そこで、カケホーダイのSIMをdocomoで契約し、データ通信用SIMと使い分ける使い方をします。

 

劇的に料金が安くなるのではありませんが、通話が多くて、高速のデータ通信も使用したいという人には便利なのです。一応、どちらかを選んでいる必要があり、普通はカケホーダイのSIMを使用し、データ通信の時に切り替えるということになるようです。

 

当然ながら、データ通信時に、カケホーダイのSIMにかかってきた電話には出られませんが、その際はデータSIMでIP電話(050等)を設定しておき、カケホーダイに電話がかかってきたらそのIP電話に転送するようにすればいいのです。

 

また、2台のスマホを持ちたくない人にも向いています。例えば仕事とプライベートで携帯を使い分ける人で、2台持つのは面倒だという場合です。そういう人にはデュアルSIM端末のスマホでカバーする方がいいでしょう。電話がかかってきた時にどちらかのSIMでしか待ち受けできないのは不便ですが、転送を行えば十分にカバーできるでしょう。